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凍る月~漆黒の情人~/凍る月~紅の契り~/夜光花

先日、芝居のチケットを取りにチケットぴ○に並んだところ、どうも韓流スターの発売日だったらしく、おばさま方に囲まれた挙げ句に「リュ・シ○オンさんのファン」と誤解されたあねこです。なぜか屈辱。

そんな待ち時間2時間でやっと続編も読み終わりましたなこの2冊のシリーズもの。
すごく面白い作品なんですが、超辛口です。

凍る月~漆黒の情人~/凍る月~紅の契り~/夜光花/ラヴァーズ文庫
お気に入り指数 ★★★☆☆

【紹介文】
二十歳になったら死ぬ子供…。そう予言された光陽が、間もなく二十歳を迎えようとしていた。予言を知らず、家の中に閉じ込められるようにして育った光陽は、祖父と約束した「二十歳になったら自由にしていい」という言葉を信じ誕生日を楽しみにしていた。しかしある日、光陽の前に美術愛好家の梁井と名乗る男が現れる。梁井は光陽を屋敷に呼び寄せ、「契約」を取り付けようとしてくる。「契約」の内容はとても屈辱的なもので、光陽には耐えられそうになかったが、「お互いが死なない為に必要なこと」だと言われ…



惜しい!

獣人と、その「餌」となる特殊な人間。獣人は餌の血肉を求めてさすらい、餌は二十歳までしか生きられないが、特定の獣人と契約することで不老不死の身となる。
すごくいい設定なんですよ。杉本亜未「アニマルX」を彷彿とさせるかんじで。
誰かと契約した餌の血肉は他の獣人には不味いとか、餌の同意なしでは無理矢理契約することができないとか、すごくよくできた契約設定。

ストーリー的にも、主人公の光陽が、自分の特異な体の理由やなぜ「二十歳になったら死ぬ」と思われているのかを知らず、その謎をひもといていくというスタイルなので、突拍子もない設定が違和感なく説明されていく。

1作目で、光陽は二十歳までの命という運命を変え、契約した獣人・梁井と、餌と獣人という関係だけではない結びつきが生まれ、話としては一段落しつつも、今度は親友が獣人になってしまったという波乱の幕開けで終わっているのも引きになっていて面白い。
この1作目だけの評価なら、限りなく★4つに近いんですよね。
ただ2作目がほんとにダメな部分があるんで、★3つにしてます。

2作目も、流れ的にはとても起伏に富んで面白く、ジェットコースター展開で、説明不足になることなく、さらにきっちり萌えエロもたくさん盛り込まれてていいんです。
が、

主人公・光陽にあまりにもムカつきすぎました。

BLにおいては、「突然あらわれ強引に自分を激しく求めるAに惹かれていながら、幼なじみで親友のBも捨てきれず、その間で迷い葛藤する」というパターンはよく見かけます。
そんで、主人公があまりに煮え切らないことにイラっとすることもよくあります。
それでもそれは「恋心」という中での出来事なので、どんな優柔不断な行動をしようとも、まあ許せるわけです。
しかしながら、この主人公は、命のかかった場面ですら煮え切らないどころか、どう考えてもそれはやったら駄目だろう的行動をとりすぎる!
そりゃあBLなんてご都合主義でファンタジーな部分もあるけども、やっぱり自分の中の倫理委員会が「駄目!絶対!」とジャッジすることには目をつむれないのです。
これは多分、萌えと一緒ですごく個人差があると思うんですが、たとえば「ライク・ファーザー・ライク・サン」の「息子をパイプカット」をどうにも受け入れられない、というのと同じだなあ。私の中で倫理委員長がレッドカード出してピーピー笛吹いてます。

だから「惜しい!」なんですなあ。

ほんとにそれさえ何とかなっていれば、すごく面白く読めたんだよなあ。
でもそれが何とかなっていないせいで、2作目の途中からイラっとしてました。

光陽と梁井が、戸惑いながらも相手を餌とか獣人じゃなく意識していくあたりとか、エロも含めてすごい萌えるんだけどなあ。
ほんっっとに惜しい!

なので、そのへんがクリアして読める方なら、すっごい楽しく読めると思います。

辛口だけじゃあれなので、萌えエロ感想でも(お前は結局そこか!)
や、光陽と梁井のカラミは、二パターンあるんですよ。
餌と獣人、ようは餌から精気を搾取するためのエロと、契約じゃないエロと。
どっちも萌えエロでたまりません。
「痛いのはいやだ」という光陽に、梁井は血肉を食らうことを諦め、そのかわりに「精液」を搾取します。もーお約束だけども、それがエロくてたまりません。
最初の頃は愛撫して精液絞るだけなんで、挿入なしですが、それもまたたまらん。
最近「not挿入エロ」ブームなので(私が)、萌え萌えしました。
友人風に言うとミモミモしました(意味:萌えすぎてミモだえしまくることらしい)。
受がイカされるだけイカされて悶えているのが大好きだー!
途中から、挿入コミになるわけですが、二人の心情が少しずつ変わっていくのが、行為にもあらわれていてこれもまたイイ。

何度も言うが、惜しくてたまらない。

comments

あねこさん こんにちは!

これは1と2で落差が激しいですよねw
てゆーか1のラストであれだけ緊迫した状況で「待て、次号!」ってやっといて続きがコレかーい!!って(笑)
なんかぱんぱんに膨らんでた風船にぷすっと針を刺された気分でしたよ・・・脱力した!w
まあそれでも私はあねこさんほどムカついてはいないんだと思いますけど~。
自分倫理委員会ってカッコイイ!www
私の中にもあるんだろうがかなりユルめですよ~。

私のは古い記事ですがTBいただいてきますね♪

>これは1と2で落差が激しいですよねw

ほんとに!ほんとにそこが……どうにもこうにも。
どうして2の光陽は、あんな常時おしりに何か仕込まれてるかのように要介護なんでしょうか…。
どうしていつも絶対駄目な選択をするのでしょうか。
やさしいということが必ずしも善ではない、という感じですね。

> 自分倫理委員会ってカッコイイ!www
私の中にもあるんだろうがかなりユルめですよ~。

なにをおっしゃるw
ゆちゅ♪さんの倫理委員長はきっと「輪姦、ダメ!絶対!」って言いますよ~。

コメント&TBありがとうっす!
うちの微妙な感想をTBしていいものか悩みますが、送らせていただきます。

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