今週末は芝居と鎌倉観光でまた上京のあねこです。来月は夏祭りで上京です。先月はライブで上京しました。いいかげんTKに住め、とあらゆる人から言われています。私もそう思います。
だがTKの蒸し暑さと空気の悪さと行列には耐えられません。住むのは無理!
エンゲル係数よりも高い交通費……いいんだそのために働くんだ。
いつもとんぼ返りで時間ないんですが、また時間とれた際には腐書店めぐりしたいなあ。
お暇な方はお相手してください〜。
素股BL狩りに出かけ、定広美香さんの「院内感染」は覚えていたのだが、もう一冊のタイトルをメモ忘れ。とりあえずあるやつ全部買って来た、ら、それには該当しなかった……の一冊。
ちょっと時代が80年代ぽい古さが感じられますが、読み応えある作品でした。
無傷じゃいられねぇ/定広美香/JUNEコミックス ピアスシリーズ
お気に入り指数 ★★★★☆
【紹介文】
中学の時の親友に思いを告げられず未練の残る帆波。その親友・テルにライバル意識を持つ、帆波の現彼氏・湘司。そして昔の淡い恋情を抱いたままのテル。最初は、帆波の思い人であるテルを偵察にいったはずの湘司だが、「帆波のぬくもりを渡してやる」と言ってテルにキスしてから、3人の歯車が狂っていく。リバあり3Pあり。
いやーおもしろかった!
久々になんかこう濃ゆい感じのBLでした。
工藤○香が主題歌を歌う青春爆走愛憎ドラマ。
なんかこうなつかし〜い雰囲気を全体的に醸し出しています。
その時代遅れなところがまたドロドロな恋愛劇に似合っていていいです。
湘司、テル、帆波。この3人がとにかくもう泥沼です。
シリーズとして5篇+おまけ1篇が収録されていますが、思いのベクトルと受攻がめまぐるしく変わります。
エロもたっぷりで、リバとか3Pとか二股とかもうややこしい〜〜〜!
以下説明ですが超ネタバレな上に長いです。
1 衝動
湘司×帆波、テル→←帆波←湘司
帆波とつき合っている湘司。しかし帆波は中学時代の親友・テルへの思いを断ち切れない。
中学時代、かきあっこまではしていた帆波とテルの関係に嫉妬し、テルに会いにいく湘司。
「惚れてるんだろ?帆波に」と尋ねると「あいつのためなら死ねる」と答えるテル。
未練が残らないよう、帆波にキスでもしておけばよかったというテルに、間接キスをする湘司。互いの熱を感じつつも離れます。
2 そるてぃ きっす
テル→←帆波
↖ ↗
湘司自覚し始めたテルへの思いを吹っ切るために、帆波と共に夏休みをオーストラリア留学で過ごす湘司。しかし、帆波でいっぱいにしたと思った胸の内は、帰国後、テルを見た一瞬で吹き飛ぶ。
3 冷めない唇
湘司×帆波、湘司×テル
帆波との関係を続けながら、湘司は「帆波のぬくもりを分けてやる」とテルを抱く。テルも「おまえといるとあいつを感じられる」と、帆波を抱いた直後に自分を同じように抱いてくれと望む。
4 苦い蜜、甘い棘
湘司×テル×湘司、帆波×テル、3P
とうとうテルに好きだと告げる湘司。「帆波を大事に想っている」ことで繋がっていたはずの湘司とテルの関係が崩れ、テルも自分の思いを自覚し、湘司に抱かれ、湘司を抱く。
気持ちを抑えきれなくなった二人が抱き合う一方で、帆波もその変化に気づき、遂に二人の関係がバレる。呼び出された湘司が見たものは、帆波に抱かれるテル。そこに湘司も加わるが、帆波はテルを選び、テルは湘司に心を残しながらも帆波を選ぶ。
5 無傷じゃいられねぇ
湘南×凪(新キャラ)、湘司×テル×湘司、凪×帆波
決別から半年。湘司は体だけを紛らわすかのように凪と寝るが、心はますますテルに傾いていた。一方テルも捨てきれない思いを抱えている。欺ききれない思いを抱いて、とうとう湘司とテルは互いを選ぶ。一方、テルとの関係の破綻を感じ始めていた帆波は、凪に出会い抱かれる。凪は湘司が帆波の気持ちをテルから引き離すために近づけた男だった。
とまあ、コミックス1冊にわたり、くんずほぐれつ泥沼愛憎劇が展開します。
結局は湘司×テル×湘司と、凪×帆波でハッピーエンドとなりますが。中盤あたりはもう昼メロも真っ青のドロドロ痴情のもつれです。
でも、それぞれのキャラの葛藤をきっちり描いてくれているので、そうせずにいられなかった、という説得力があり、ぐだぐだにならないところが素晴らしい。
だって、フツーに考えたら湘司なんて、「彼氏の初恋の男に嫉妬した挙げ句に寝て二股かけて、結局双方にハブかれちゃったけどやっぱり諦めきれなくて奪っちゃった」でっせ!
これ女だったら確実に仕留めてるねボウガンで。
我に返ると、帆波がちょっぴり可哀想ですが、まあ凪がいるからいいや。
というか、男同士ってところに萌えが発生しますねこれは。
そーしーてー。テルがいいんですよ。
帆波への思いを自覚しながらも、今は湘司がいるからと身を引いている。でもやっぱり未練だから、つい「帆波のぬくもりを分けてやる」なーんて目くらましされて、湘司に抱かれてしまう。帆波と同じように抱いてほしい、帆波を抱いたあとに抱いてほしい。いやーせつないですな。ちと女々しい中身に見えますが、ビジュアル的には暴走族にも入っているガソリンスタンド店員ですから。たくましくはないけど山猫みたいですから。
男らしいのと乙女なのが共存している素敵キャラ。
湘司は帆波相手には受なかったんですが、テルは「ここは俺だけだ」って言って抱いたんですよ。で、3Pの時に帆波が湘司に入れようとしたら、汚れるから入れるなとか言ってやめさせるんですよ。そしてテルは湘司には入れますが、帆波には入れないんですよ。湘司とテル二人だけの行為は守ろうとしたんですな〜。いちいちかわいくて切ないぜテル。
リバってあまり興味なかったんですが、こういうリバはいいなあ。
リバでなければならない理由がありますね〜。
刊行年月日を見たら2006年と割と新しかった。
でも雰囲気としては80年代後半〜90年代だなあ。
絵柄とか雰囲気で好き嫌い別れそうですが、ドロドロしたのが好きなら一読の価値あり。
あ、でもお耽美系のドロドロとは違いますよー。
絵柄としてはしっかり男性の筋肉とかを描く方なので、イメージ的には男同士!という感じです。やまねあやのさんを泥臭くしたような感じかなあ?
韓流恋愛ドラマを見て「嫌〜〜〜〜焦れったい!でも見ちゃう!」な方にはオススメ。