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ゴールデン・アワーズ・ショウ/山田たまき

BLに関しては割と雑食だと思っているけども実は偏食なのかもと思い始めたあねこです。

特急1時間半+鈍行1時間。往復5時間かけて日帰り出張でした。
BL読み切るにはほどよい時間です。寝なければ!
そんなわけで車中で挿絵を隠しつつ読んだ一冊。

ゴールデン・アワーズ・ショウ/山田たまき/シャレードパール文庫
お気に入り指数(最大5)★★☆☆☆

【紹介文】
進学を機に東京で一人暮らしを始めた安斎は、格安物件「経世館」の一員に。家主の鳴瀬は同じ大学の学生で、大物議員の息子でありながら週末はドラァグクィーンのバイトで稼いでいるという変わり種。ショータイムを目の当たりにし度肝を抜かれた上、女装の鳴瀬から濃厚なキスを受けた安斎はそれ以来、気のいいあんちゃんで御曹司で同性しか愛せないという多面体な男に翻弄されることに…。


なんだろうこの残尿感。ザ・残尿感。ラ・残尿感。
「新宿退屈男」に続きすっきりしないもやもやがつきまとう読後感です。
作者がいろいろと整理のつかないうちに書き上げて推敲しなかったのか?的な感じも。

最初から最後まで、この話の最も重要なテーマが何かわかりまへんでした@
私の読解力が足りんのか????
まずもって主人公・安斎(受)の影が薄すぎた。
説明不足というよりもきちんとキャラとして練られていない感じ。
無理に安斎を主人公にせず、鳴瀬(攻)を主役にしたほうが良かったのかも。
だって鳴瀬のほうがキャラ立ってるし、いろいろ葛藤があるんだもんよ。
・代議士の父を持ちその色眼鏡でしか見られないというコンプレックスからくる家族との確執
・本気で恋愛するよりも、遊び相手との情事に逃げる弱さ
・素の自分だけで評価して欲しいという気持ちから、仮面を被るように派手な化粧や衣裳で着飾るドラアグクイーンとして自分をアピールする
みたいな部分をクローズアップして行けば、面白かったんじゃないかと思うんだけどなあ。
一つ屋根の下、ドラアグクイーンといった要素は面白いのに、生かし切れてないのが惜しい。
ドラアグクイーン設定をもっと有効活用して欲しかったなあ。

あ、でもねえ。エロの時のやりとりがかわいいんですよ安斎の。
ちょっと初心で真面目でやんちゃさも残ってるフツーの大学生男子っぽくて。
台所のシーンも離れで初Hなシーンも、ごく普通の大学生の男同士のリアリズムがあって、すごくいい。いいからこそ、そこに至るまでの安斎の心情の変化とか、鳴瀬に惹かれて、男同士という関係を受け入れていく過程なんかを、もうちょっと丁寧に安斎側の視点で描いて欲しかったなあとつくづく思うわけであります。
いっそ安斎視点、鳴瀬視点、2本に分けてしまえば良かったのかも。
山田たまきさんはこれしか読んだことないですが、書き急いだ風に見えたので、本人がじっくり腰すえて書いた作品を読んでみたいかな。作家としての評価はそれからですな。
今回辛口感想ですいま!

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あねこ

Author:あねこ
しばらくぶりにBLにハマりました。

■好物:年下攻、オヤジ受、ヘタレ攻、ツンデレ受、漢攻×漢受、襲い受、軍服、江戸~明治~大正
■BLダメツボ:ロリショタ受(攻めは大好き)、乙女受

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