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この罪深き夜に/和泉桂

ホモエロ本を近所の本屋で買って領収書をもらおうとしたら「宛名は(本名)さまでよろしいですか?」と聞かれ穴に潜りたいあねこです。

好き作家から書いてみよう第3弾は和泉桂さん。一番好きなのからやろうかと思いましたが、シリーズものは1冊目からだろう……とさすがに思い直したのでこれです。

この罪深き夜に/和泉桂/リンクスロマンス
お気に入り指数(最大5)=★★★☆☆

【あらすじ】
没落しつつある旧家の長男の国貴は、幼馴染みで使用人の息子である遼一郎と偶然に再会する。ささいな誤解から離ればなれになっていた二人だったが、それをきっかけに、国貴は窮屈な暮らしの中の安らぎを遼一郎に求め、彼に惹かれていく。しかし、遼一郎には命に関わる重大な秘密があった。それを知った国貴は、自らの身体を差し出して彼を救おうとするのだが…。許されぬ愛に溺れる、主従ラブロマンス。


正真正銘、和泉桂作品ファーストインパクトがこれでした。
清閑寺シリーズの第1作です。昼メロです。午後1時30分にお馴染みなかんじです。

舞台は大正11年の東京。元華族の御曹司・国貴(受)と、そこの運転手の息子・遼一郎(攻)が、長じて軍人と社会主義活動家として再会して。という設定だけでもう何となく展開が読めそうですが、それをものともしない筆力で、波瀾万丈な純愛物語を楽しませてもらいました。
シリーズ1作目ということで、清閑寺家という家の事情や時代情勢などを細かく書く必要があるんでしょうが、それを、元華族の嫡男である国貴を軍に、その使用人の息子の遼一郎を反政府側に置くことで、身分格差とか世情とかが、とてもすんなり伝わってきたような気がします。

長男らしい堅物ぶりを示す国貴が、遼一郎と再会し、惹かれ、やがては家も軍も捨てる決意をするまでの紆余曲折は、ホントに「真珠夫人」の演出家の手でドラマ化してもいいんじゃないのこれ。いや、韓流か?
「清閑寺の血」への葛藤や愛憎を、三兄弟+父親の4パターン(浅野編はイレギュラーとみなします)それぞれに振り分けができててすごいなあと思います。

和貴編、冬樹編に比べてしまうと、国貴と遼一郎のカップルは全然ドロドロしてなくて、むしろ純粋でひなたの香りがするんですが、ストーリーのほうは結構ハードボイルドでグローバル。派手に動くのでスリリングです。

とにかく本作は、国貴が白百合です。気高く美しく硬質な受。
遼一郎もドロドロしたところのない攻なので、強姦をしようとも、その品位が落ちることがないカップルだ。
泥をかけても汚れない。そんな二人です。
気持ちが荒んだ時に読みたくなります。

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あねこ

Author:あねこ
しばらくぶりにBLにハマりました。

■好物:年下攻、オヤジ受、ヘタレ攻、ツンデレ受、漢攻×漢受、襲い受、軍服、江戸~明治~大正
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