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唇で壊される。/橘紅緒

オホーツクから無事生還しましたあねこです。流氷ばっちり見れました。
ryuhyou.jpg

しかし往復バス12時間日帰りのツケがたたって本日夕方まで寝たきりでした。とほー。
ちなみにそのバスも明かりが暗いし揺れるしで、本あまり読めませんでした。
だが根性で読んだ一冊がこれ。

唇で壊される。/橘紅緒/SHYノベルズ
お気に入り指数 ★★★☆☆

【紹介文】
かつて年上の男との恋愛に傷ついた神流柚槻は、本気で誰かを好きになることができなくなっていた。キスまではいい。でも、それ以上は許さない。そんな柚槻の周囲には何人もの遊び相手がいた。けれど、丘智周と出会ったときから、なにかが変わり始めた。
誰にでも優しく接し、相手をその気にさせる智周に恋人が途切れることはない。そんな男に本気になってはいけない。そうわかっていても、惹かれる心は止められなかった。
付き合い始めたふたりだが、好きになるほど不安と寂しさは深まっていき・・・!?


相変わらず的を射ないビミョーな紹介文ですな。SHYノベルズ好きなんですが、この裏表紙紹介文の的外れ加減をもうちょっと何とかしてほしい所存。もったいない!

初・橘作品です。
小説版宮本佳野!とそんな読後の第一印象。
恋することに臆病なイマドキな若者たちが織りなす恋の物語。愛じゃなく、恋ね。

過去の恋愛のトラウマで人を本気で好きになることに臆病になった柚槻が、来る者拒まず去る者追わずな智周と、ゆっくりゆっくり恋をしていく。
こう書いてしまうとすごくありがちな切ないBLみたいですが、例えば砂原さんが描くようなピュアな恋物語ではなく、もう少しいい意味で緩くて夜を漂うような感じ(意味不明)
ああもう説明しにくい。宮本さんの漫画を読んでくれ。不親切ブログ!
夜の街、遊び相手ばかりとつき合う主人公、戯れのような関係、といったキーワードから連想される派手さや淫靡さはあまり感じられません。それは、何か独特の浮遊感があって、リアリティをわざと出してないからかなーと思いました。
設定から見ると、もっと過激にスピーディーに広がっていきそうなものを、柚槻と智周というとても小さな輪の中で、時間をかけて進められていくそのある意味丁寧な描写が個性的。橘さんの他の作品を読んでいないので、それが作風なのかどうかわかりまへんが。

クライマックスがはっきりしててどわーっと盛り上がるタイプの作品ではないですが、薄い紙を一枚ずつ重ねていくような、階段を一段ずつゆっくり昇っていくようなかんじで、気がついたらなんかいいわあ~ってなってました。いやもちろん、いろんなエピソードが作中に散りばめられてるんですが、エピソードに振り回されないという感じっつーのかな。

そして、性描写がとても少ないというか、最後までいたす描写がないんですが(朝チュン的で)、触れあって抱き合って眠るとか、高め合って抱き合うだけというのが、臆病な柚槻のキャラと相まって逆に良かったです。ここでエロだけ濃厚にされてもな。興ざめる。

「え、それ一言いえば誤解もとけて済む話じゃん」と思うようなことが原因でもつれまくったりしてもどかしいですが、ピュアな純愛モノでもなく、ライトな若者エロでもなく、これまで読んだBLの中では、独特で不思議な雰囲気でした。

うーんやっぱり「宮本佳野風」というのが一番わかりやすいんだけど。
「RULES」あたりとか。

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あねこ

Author:あねこ
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