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菫の騎士/榎田尤利

いいかげん臨界点突破して暴走しそうな今日この頃のあねこです。
私の仕事は割と自己裁量制で、期日までに自分の仕事をやりゃいんですが、
時間と脳味噌の容量と集中力と、仕事量・レベルが釣り合わないと地獄です。
すなわち今地獄です。や、山場は越した……と思いたいから思う!
納期2日前にやっかいな仕事の発注をした挙げ句、2時間おきに督促電話をかけてくる
某A社のM田は呪う。絶対呪ってやる!

いかん負の感情だ。よし、楽しいことを考えよう。

そんなさなかに隙間家具のように空き時間に脳に押し込んだ榎田さんの新作。

菫の騎士/榎田尤利/SHYノベルス
お気に入り指数 ★★★☆☆

【紹介文】
奪われるのではない。与えるのだ。そして与えられるのだ。
お伽の地と呼ばれる緑豊かなベネボレントの領主・アルヴィンは、ある昼下がり菫の袴で眠る男と出会う。それは、幼い頃を一緒に過ごした大好きな従弟・ダンテの成長した姿だった。
優しく、可愛らしかったダンテは今では逞しく立派な、けれど何を考えているのかわからない青年へと様変わりしていた・・・哀しみと憎しみ、そして勇気と愛の物語、誕生!


哀しみと憎しみ、そして勇気と愛の物語  は特に誕生しなかった気が(オイ)

うーん、普通?
よくも悪くもそんな感じです。諸手を上げて良作!でもないし、面白くないわけでもない。
榎田さんのファンタジー作品は未読ですが、これ読んでそっちも読んでみたいとは思わないな。
なまじ構成とか文章とかこなれているだけに、普通感がより強くなった気がする。
なんだろうね、意地悪な新人賞総評風に言うのなら
「表現や文章も上手く、小説を書き慣れた感じでよくまとまっていますが、勢いに欠けます。ファンタジー設定がたまにご都合主義で、生かし切れていません」
ですかね。お前何様だ!
いやだって、妖精さんがあまりにドラえもんのポケット的で。

ただ、読んでいる最中は、まだ妖精が信じられていた中世ヨーロッパの小国の物語としてすごく楽しめた。情景描写がキレイでイメージが広がるし、騎士というノーブルさがたまらないし、下克上だし。榎田さんだからなあーソツはないんだよなー。だがイマイチ萌えが足りん。
なんだろう…濃縮榎田ジュースを3倍に薄めたような印象が。

どっちかというと、よいこのお伽噺的ストーリーに見えた。
あ、そっか。毒がないんだ。毒が。
悪役はただの悪役で、見方側はいい人だらけで。
BLというからには、なんかこうどっかに歪みがほしい、というのが私の持論なので、
こういうキレイなストーリーは立て板に水になっちゃうんだろうなあ。
逆にここまでよいこなら、アルとダンテは結ばれないほうが萌えたな。
それより私はヒューとウィリアムとか、叔父さまのアルへの秘めた想いのほうが見たい。

でも、読後はおのれの濁った心がちょっと洗われたような気分になりましたな。
この読後感はいつき朔夜さんの作品を読んだあとの感じに似てるな。
浄化というか。聖水のようなBLでした。

榎田さんとか木原さんとか英田さんとかには、どうしても見る目が辛くなりますね。
最高に萌えな作品があるからこそ、次も期待しちゃうんですなー。
一般小説の作家さんが年単位で進めることを、BL作家さんたちは月単位でやってるという現状を見ると、いろんな意味で大変なんだなろうな、とは思う。
思う、けども、読み手はワガママなのじゃ~!
どーもすいません……。

comments

あねこさん こんばんは

リアルでストレスたまると無性にBLに浸りたくなりますよね…
魂のオアシスという感じで。お察し申し上げます。

そんな中でこーゆー「おとぎ話」を読むと、読んでいる時はとても楽しく面白い
というのが非常に共感しちゃいますわ。
ええ、このお話、すごく面白いんですが…私も確かに萌えにはいたらなかったんです。
ファンタジー小説としては、まあこんなものかな~ってのが総合評価でした。
でも読後感のほんわか幸せな感じが大好きです。

>榎田さんとか木原さんとか英田さんとかには、どうしても見る目が辛くなりますね

これはまったく同感です。
どんな作家さんでも波があるし、やっぱり作風によって向き不向きはありますから
仕方ないんですけれど、期待するのは止められない(苦笑)
それでもそーゆー失敗を何度も繰り返したので、最近は
「この作家さんだからと期待しないで読んで、最大限物語そのものを楽しむ」
コツを会得中です。
だってやっぱり…面白いんですもの、最高に萌えとは言えなくてもね…(笑)

まったく読み手は好き勝手にワガママやってられますから、楽しいですよね~♪

TB送ろうとしたらナゼか送れなかったので、そのうちまた試させていただきます。
そのときはどうかヨロシク。

摩緒さんこんばんはー!

ほんとストレス溜まるほど読みたくなりますねBL。
一日に数分でも数ページでもねじこむ自分の欲深さに呆れます。

>ファンタジー小説としては、まあこんなものかな~ってのが総合評価でした。

あーそんな感じ!ノットBLのファンタジーというかんじでした。無理にBLにせずとも良かったのにね。

>「この作家さんだからと期待しないで読んで、最大限物語そのものを楽しむ」
コツを会得中です。

そうなんですよねー。
でもやっぱり期待しちゃうのだ~~~~~~!

TBありがとうございます~
のちほどうちからもvvv

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菫の騎士 榎田尤利 SHY NOVELS 2008.05 ★★★☆

「間の楔」にどっっっぷり浸かり、その濃ゆ~~~~い世界に嵌ってしまうと…反動で気楽に読めるお話が読みたくなるんですよね。 そーじゃ...
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■BLダメツボ:ロリショタ受(攻めは大好き)、乙女受

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